脳梗塞リハビリ9つのアプローチ方法について（9/10回）

B-spoの脳梗塞リハ治療⑧ 目から動きを引き出す眼球運動療法　

私たちが何気なく行なっている「見る」という行為でも刺激が脳へと伝わり脳血流量を増加させています。そんな「見る」という眼の働き、例えば「寄り目」など、ポイントを押さえて実施することでさらに脳血流量を増大させるという研究結果があるのです。

脳梗塞の発症した箇所や範囲によって異なりますが、腕や脚に麻痺が発生していても眼は不自由なく動かせるというケースは多いのですが、眼の運動はあまり積極的に行われていないのが実情です。

発症後早い段階から自発的に行えるリハビリは実際のところ多くはありませんが、眼球運動はやり方さえ知っていれば自分でどんどん難易度を高めてステップアップしながら実施することが可能です。目を動かして見るという単純で地味な手法ですが、脳機能を早期に回復させる鍵となる重要なアプローチの1つです。