こんにちは! B-spoの平田です。
今日のテーマは、 「なかなか良くならない股関節の痛みとサポーター」 について。
先日、高校の野球部で頑張っている選手から、こんなご質問をいただきました。
「しばらく股関節の痛みが続いていて、なかなか良くなりません。 練習を休むわけにもいかず、でも痛みで全力プレーができない。焦りばかりが募ります… 市販のサポーターを使ってみようか迷っているのですが、使った方がいいのでしょうか? それとも、頼らない方がいいのでしょうか?」
これ、スポーツをしている学生さんだけでなく、 日常生活で膝や腰に不安を抱えている多くの方が一度は考えたことのある疑問かもしれませんね。
これを読んでいるあなた自身も、今まさにサポーターの購入を検討している最中かもしれません。
そこで今回は、股関節に限定せず、 「サポーターというもの全般とどう付き合っていくべきか」 というテーマで、私なりの見解をお話ししていきたいと思います。
【結論】サポーターはまず「試す」のが吉!
いきなり結論から言ってしまうと、私の答えはこれです。
「使ってみたらいいんじゃないかな」
「え、そんな単純なことでいいの?」と思われるかもしれませんが、これにはちゃんとした理由があります。
考えてみてください。
サポーターを**「ない状態」と「ある状態」**。 この二つでは、あなたの体にかかる条件が大きく変わります。
もしサポーターを着けたことで、痛みが和らいだり、動きが楽になったりというポジティブな変化が起きたとしたら…
それはあなたにとって、 「自分の体を知るための、ものすごく価値のある情報」 だと思いませんか?
改善のための一つの「実験」として、まずは試してみる。 このスタンスは、とても良いことだと私は考えています。
「楽になった!」の裏に潜むメカニズム
ただし、ここで一つ、絶対に忘れてはならない大原則があります。
「何かメリットがあるものには、必ずその反対の作用(デメリット)も存在する」
サポーターを着けて「調子が良い」と感じる時、体では一体何が起きているのでしょうか?
ものすごくざっくり言うと、サポーターの役割はこれです。
「特定のパーツの動きを制限すること」
体の一部が動きにくくなると、体は無意識にこう反応します。
「そこをカバーするために、どこか別のパーツをより一層動かそう」
例えば、膝サポーターをつけた場合。
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膝が固定され、動きが制限される。
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ジャンプや屈伸の際、膝が動かない分、「股関節」や「足首」がいつもより頑張って動くようになる。
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結果、膝への負担(動きすぎ)が減り、痛みが消える。
これが「サポーターを着けたら調子が良くなった」という現象の正体です。
魔法でもなんでもなく、体全体の**「仕事の配分」が変わっただけ**なんですね。
要注意!「改善のきっかけ」を逃さないために
このメカニズムを理解すると、注意すべき点も見えてきます。
サポーターで作られた「ちょうど良いバランス」は、あくまで 「今のあなたの筋力・柔軟性」があって初めて成立しているものです。
もし、サポーターに頼りきってトレーニングを怠り、筋力が落ちてしまったら?
その時、今まで「ジャストフィットだ!」と感じていたサポーターでは、もうバランスが取れなくなってしまいます。
だからこそ、私たちは最終的に 「自力でもその理想的な動きを再現できるようにならなければいけない」 という視点を持つ必要があるのです。
依存から卒業!サポーターを「根本改善のヒント」に変える
ここが今回一番お伝えしたいポイントです。
サポーターを着けて「楽になった!」という経験をしたのなら、そこで思考を止めないでください。
一歩進んで、こう考えてみるのです。
「なぜ楽になったんだろう?」
ここに、あなたの体を根本的に治すためのヒントが隠されています。
簡単な方程式を立ててみましょう。
A(現状の体)+ B(サポーター)= C(理想の状態)
この「B(サポーター)」が何をしてくれたのか?
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もし「股関節サポーター」で楽になったなら… 股関節の「安定性」が足りなかったのかもしれません。 → サポーターが補ってくれた「固定力」を自力で出すために、**お尻の横の筋肉を鍛えるトレーニング(サイドレッグレイズなど)**が必要だ!という答えが見えてきます。
サポーターは「これがあれば大丈夫」という依存の対象ではありません。
「こんな体の使い方をすれば楽になるんだな」 という、未来の理想像(カンニングペーパー)として捉えることが重要なのです。
まとめ:サポーターとの理想的な付き合い方
股関節の痛みや、その他の不調でサポーターを使うべきか迷った時は、ぜひこの3ステップを実践してみてください。
【Step 1】まず「実験」として試してみる 痛みがどう変化するか、自分の体の反応を確かめる。
【Step 2】「なぜ楽になったか?」を考える サポーターが補ってくれた要素(安定性?可動性?)を見つけ出す。
【Step 3】効果を「自力」で再現する 見つけ出した課題を解決するためのトレーニングを、サポーター使用と「同時進行」で行う。
その日その日にやりたいことを達成するためにサポーターをうまく活用しつつ、長期的にはサポーターがなくても大丈夫な体を目指していく。
これこそが、私が考える**「最も理想的なサポーターとの付き合い方」**です。
ぜひ、ご自身の体と向き合うきっかけにしてみてくださいね!
「自分の場合はどうなんだろう?」「自力で改善していくためのトレーニングを知りたい!」 という方は、ぜひ一度B-spoにご相談くださいね!
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