子供に「背中まっすぐ!」と注意しても治らない理由

子供に「背中まっすぐ!」と注意しても治らない理由

こんにちは!、院長の平田です。

今回は、小学校2年生のお父さんからお子さんの姿勢についてご質問をいただきましたので、そのことについてブログを書きたいと思います!

「娘の姿勢が悪く、体幹がぐにゃぐにゃしています。 目に付くたびに直させているのですが、一向に良くなりません。 どうすればいいでしょうか?」

テレビを見ている時や食事中、ふとした瞬間に「背中、まっすぐ!」なんて声をかけてしまう気持ち、とてもよく分かります。

でも、もしその声かけだけで解決するなら、今ごろ世の中は「良い姿勢の人」で溢れかえっているはずです。 そう簡単にはいかないからこそ、多くの方が悩んでいるわけですよね。

結論からお伝えすると、 今回のケースで最も大切なのは、「その場で良い姿勢を取らせようとすること」ではなく、

『遊びを通して、普段使っていない身体の動きをたくさん経験させてあげること』です。

特に、体を反らすような動きを取り入れることで、お子さんの身体は自然に良い姿勢を選ぶようになっていくはずです。

【なぜ姿勢はすぐ元に戻る? 身体が記憶する「動きの平均値」】

まず知っておいていただきたいのは、人の無意識の姿勢とは、「その人が日常的に行っている動きのパターンの『平均値』」だということです。

例えば、一日中デスクワークやゲームで、前かがみの動きばかりしているとします。 すると、身体はその「前かがみ」の状態を基準(平均値)として記憶してしまいます。

現代の子供たちは、学校の勉強、スマホ、食事と、生活のほとんどが「身体の前側」での作業です。 そのため、身体の基準点そのものが、本来の中心よりも「前」にズレてしまっているのです。

だから、いくら意識の上で「まっすぐしなさい!」と言っても、無意識の身体が覚えている「ズレた平均値」に、すぐに引き戻されてしまうのです。

本人にとっては、猫背気味の姿勢こそが「自然なまっすぐ」であり、無理やり背筋を伸ばすのは「後ろに反り返っている」ような苦しい状態なんです。

では、どうすれば平均値を「中心」に戻せるのでしょうか?

答えはシンプルで、 不足している「身体の中心から後ろ側の領域を使う動き」を、遊びの中にたくさん取り入れることです。

小学校2年生のお子さんが実践するとしたら、

  1. よじ登る動き(ジャングルジム・木登り)

  2. 這いつくばる動き(四つ這い・物の下をくぐる)

  3. 後ろに転がる動き(でんぐり返し・ゴロゴロ)

このような動きを取り入れることを考えてみましょう!

テレビを見ている時に「背中丸まってる!」と声をかけること、 それ自体が無意味とは言いませんが身体の動かせる範囲が狭まっている状態ではそもそも良い姿勢を心地よく取りようがありません。

姿勢が気になったら、「必要な動きが足りていないのかな?」と考えて一緒に遊び場に連れ出してみてくださいね!

これらの動きを取り入れることは、当然大人の健康管理にもとっても重要ですよ!!

「一体どんなことから始めたら良いのかわからない…」
そんな時はぜひB-spoにお気軽にご相談くださいね!