病期に合わせたアプローチのカスタムについて(2/5回目)

病期に合わせたアプローチのカスタムについて(2/5回目)

急性期のアプローチカスタム

急性期の最初の段階はほとんど寝たきりで自分で体を動かすことが困難な場合が多いですが、とにかく早くリハビリをスタートすることが重要です。

このタイミングではマッサージや鍼灸治療、ハイボルテージ療法などの受け身のアプローチをメインに行なっていきます。自分で動かすことのできない分を代わりに動かして拘縮を予防、さまざまな種類の刺激を加えて体の感度を低下させないことを意識してアプローチをしていきます。

機能回復の具合によってPNF運動療法を取り入れていきますが、基本的には無理をせずに正しい動きを覚え直していくことを狙ってリハビリを進めていきます。急性期のアプローチはこれから社会復帰をしていくにあたっての「下準備」となります。